3階建ての外壁塗装は、2階建てに比べて足場代・塗装面積・施工期間がすべて増加するため、費用が大きく跳ね上がります。「想定の倍以上の見積もりが来た」という声も少なくありません。
結論から言うと、3階建ての外壁塗装相場は120〜250万円(30〜50坪・外壁+屋根)。2階建てに比べ約1.3〜1.5倍が目安です。本記事では、3階建ての費用相場・内訳・費用を抑える4つの方法を整理します。
結論:3階建ての外壁塗装相場
| 延床面積 | 外壁塗装のみ | 外壁+屋根 |
|---|---|---|
| 25坪 | 90〜140万円 | 110〜170万円 |
| 30坪 | 110〜160万円 | 130〜200万円 |
| 35坪 | 130〜180万円 | 150〜230万円 |
| 40坪 | 150〜210万円 | 180〜260万円 |
| 50坪 | 180〜250万円 | 210〜300万円 |
※ シリコン塗料・標準仕様の場合。フッ素・無機など高級塗料を選ぶと+30〜50万円。
2階建てとの比較
| 項目 | 2階建て30坪 | 3階建て30坪 |
|---|---|---|
| 外壁塗装相場 | 80〜130万円 | 110〜160万円 |
| 足場代 | 15〜25万円 | 25〜40万円 |
| 塗装面積 | 約120m² | 約180m² |
| 施工日数 | 10〜14日 | 14〜20日 |
3階建ては足場代だけで+10〜15万円。塗装面積も約1.5倍になるので、全体で1.3〜1.5倍の費用増は必然です。
3階建て外壁塗装の費用内訳
30坪・外壁+屋根塗装で総額150万円の場合の標準的な内訳:
| 項目 | 金額 | 割合 |
|---|---|---|
| 足場設置・解体 | 25〜35万円 | 17〜23% |
| 高圧洗浄 | 4〜6万円 | 3〜4% |
| 養生・下地処理 | 15〜25万円 | 10〜17% |
| 外壁塗装(材料+施工) | 50〜80万円 | 33〜53% |
| 屋根塗装(材料+施工) | 20〜40万円 | 13〜27% |
| 付帯部塗装(雨樋・破風など) | 10〜20万円 | 7〜13% |
| 諸経費・廃棄物処分 | 5〜10万円 | 3〜7% |
3階建ての特徴として、足場代の比率が17〜23%と2階建て(10〜15%)より高くなります。ここをいかに圧縮するかが価格交渉のカギ。
3階建てで費用が上がる4つの理由
理由①:足場の段数が増える
2階建ては2段足場、3階建ては3段足場が必要。足場のレンタル代+設置工数が約1.5倍に。さらに高所作業車の使用が必要なケースも。
理由②:塗装面積が大きい
3階建ては延床面積が同じでも外壁面積は1.5倍になる場合が多い。塗料・人件費がそのまま比例増加。
理由③:施工期間が長い
2階建てが10〜14日、3階建ては14〜20日。人件費が4〜6日分増加。
理由④:高所作業の安全コスト
3階建ての高所作業は墜落リスクが高く、安全対策費(命綱・ヘルメット・追加保険)が積み上がる。
費用を抑える4つの方法
方法①:屋根塗装と同時施工で足場代を共有
外壁と屋根を別々に塗装すると足場代を2回払うことになります。同時施工なら足場代25〜40万円が1回で済み、30〜40万円のコストダウン。
3階建ての場合、屋根塗装費用は別途20〜40万円かかりますが、足場代節約分を考えると同時の方が結果的に安い。
方法②:相見積もりを必ず3社以上
3階建ては業者によって見積もりの差が30〜50万円出ることも珍しくない。3社以上の相見積もりで価格交渉の材料を確保。
方法③:助成金・補助金を活用
市町村単位で住宅リフォーム助成金(10〜30万円)を提供する自治体多数。詳しくは 外壁塗装の助成金まとめ。
方法④:火災保険を活用
台風・雪・落雷で外壁・屋根が損傷していれば、火災保険で修理費の一部がカバーされる可能性あり。3階建ては高所のため雨樋損傷・屋根損傷の確率も高い。詳しくは 外壁塗装で火災保険は使える?
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3階建てで業者選びの注意点
① 「3階建て施工実績」を必ず確認
2階建てしか経験のない業者だと、足場の組み方が不安定だったり、安全対策が不十分だったりする可能性。3階建ての施工実績を写真付きで提示してもらう。
② 足場の種類を確認
3階建てに対応する足場は「ビケ足場(くさび緊結式)」が標準。これを採用していない業者は安全面で疑問。
③ 安全管理体制を確認
「労災保険加入」「現場代理人の常駐」「日々の安全点検」が3階建てでは必須。これらを口頭で確認+書面化。
④ 高所作業の追加料金を見積もり時に確認
後から「3階だから追加料金」と言われると揉める。見積書に「高所作業費込み」と明記してもらう。
3階建て塗装の塗料選び
| 塗料 | 耐用年数 | 3階建てでの追加費用目安 |
|---|---|---|
| アクリル | 5〜8年 | ±0万円(標準) |
| ウレタン | 8〜10年 | +5〜10万円 |
| シリコン(推奨) | 10〜15年 | +10〜20万円 |
| フッ素 | 15〜20年 | +30〜50万円 |
| 無機 | 20〜25年 | +50〜70万円 |
3階建ては足場代が高いため、長持ちする塗料を選んだほうが長期的にコスパが良い。シリコン以上、できればフッ素または無機をおすすめ。
3階建てに多い塗装トラブル
- 足場の不備で破損:エアコン室外機・カーポートに足場が当たって破損
- 塗料飛散:3階の風で塗料が周囲に飛散、近隣クレーム
- 塗り残し:高所の手の届きにくい場所が塗り残される
- 足場代追加請求:「予想より複雑な構造だった」と後から請求
これらを防ぐには事前の現地調査の徹底+見積書の項目明記+施工中の写真記録依頼が必須。
よくある質問
Q. 3階建てで150万円は安い?適正?
30坪なら相場の中央値、35坪以上なら安い部類。ただし「足場が貧弱」「下塗り1回」など品質を犠牲にしている可能性もあるので、内訳を必ず確認。
Q. 3階建てを2回に分けて塗装するのは可能?
可能だが、足場代を2回払うことになり総額が割高に。一度に外壁+屋根を済ませるのが効率的。
Q. 3階建ての施工期間中、上層階の生活はどうなる?
窓を開けられない、ベランダが使えない期間が10〜15日続く。洗濯物が干せない期間の対策を事前に検討。
Q. 3階建てで助成金は使える?
使えます。階数の制限はなく、「市内業者で施工」「自己居住用住宅」が主な条件。
Q. 3階建てでDIY塗装は可能?
絶対におすすめしません。3階の高所作業は墜落リスクが極めて高く、毎年DIYで死亡事故が起きています。プロに任せましょう。
まとめ
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または、依頼申込だけで全国の業者から提案が届くゼヒトモも選択肢:
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